御供養について

第56号より

御供養について

天爽会におきましては、宗旨宗派を超えて御供養・御祈願を受け付け、皆様方のお幸せを願い祈ります。

法要等の儀式につきましても、生きている私達の都合ではなく、霊界の御祖霊様・諸々霊様方が少しでも安らぎ満足される事を第一として、厳粛なる儀式を執り行っております。

特に、お彼岸の期間は、霊界の方達を御供養する最も理想的な時期にあたる為、天爽会では「絶対の救い」のエネルギーである御神火のもと、同志一同の真心こもったお祈りと御供養をさせていただきます。

この御供養の一つに水子の供養祭(回幸生会)がございますが、水子霊の場合、各御祖霊様方とは違い、きちんとした供養を受けられないまま放置されたり、男性の意識が薄い(無関心)など、粗略に扱われる事が多いようです。

そこで、今回は水子霊について、少しふれてみたいと思います。

水子霊とは、出産予定日前に、流産・死産した胎児を指します。

妊娠とは、尊い生命(神様の神聖なる使命を帯びた)を胎内に宿す事を申しますが、この小さな生命は父母の愛を信じて誕生の瞬間を待ちます。

しかし、不幸にも流産してしまった方。生活のため或いは周囲の同意を得る事が出来ずやむを得ず中絶なさる方・又は待ち望んでいたにも関わらず死産される方などがおられます。

そのような事情により、父母の慈愛から漏れる、また、陽の目も見ずに闇から闇へ葬られることになった水子霊(胎児)の悲しみは、例えようもなく深く、悲惨の極みと申しても過言ではありません。

加えて、これらの胎児の大半は、父母の籍に入る事なく、性別も分からない、名前もない、もちろん御法名もありません。当然、墓石や位牌で祀られることもありません。そのため、小さな霊魂はより所を求めて、暗くてじめじめとした沼地のような場所(因縁の強弱によって若干違う)を、さ迷いながら、最も深い父母に救いを求めます。

私達に実際に関わりのある水子霊は、次のようなものがあります。

1、御自身の水子霊
  現世での水子霊を言います。

2、御尊家の水子霊
  御祖霊様のどなたかが、流産や死産・やむを得ず中絶した水子霊・強要して作った水子霊で、どのお家にも大勢おられます。

3、前世の水子霊
  前身において、流産や死産・やむを得ず中絶した水子霊・強要して作った水子霊はどなたにおかれましても少なくありません。このような形で葬られた水子霊は大勢おられます。

4、縁あって頼ってくる水子霊・関わりのある水子霊が頼ってくる場合があります。

これらの水子霊の影響は、私達が考えている以上に強く、様々な現象となって心身の不調・問題事となって現れます。

御供養させて頂く事により

関連ある方々(父母・身内など)が、真心よりの御供養をさせていただきますと、真
心のこもったお祈りの声(父母・身内など)と共に、暗くて、寂しい霊界に一筋の光
がさし、可愛いゆりかご(母の愛の結集したもの)が降りてまいります。

このゆりかごはその水子霊のためのもので御座います。

ゆりかごに乗せられた水子霊は、母の胸に抱かれ、お乳を飲みスヤスヤと眠るような
幸福感に満たされます。

そして、安心とやすらぎの中、慈悲深い観世音菩薩様のお手引きにより、地獄より善
導され、来世、幸せな処に生まれ変わることを約束されるので御座います。

尚、水子霊と申しますと、女性だけに関係があるように思いがちですが、決してそう
ではありません。

各家御祖霊様や前身を含めまして、男女に関係なく責任感のない(罪の意識の薄さ)
方が、より多く御供養せねばならないのです。

霊界におられる方々の救いは、尊き御神仏様の御慈悲と生きている私達の真心(御功
徳)のみとなりますので、生きている私達が御指導をよく守り、御供養をすすめてま
いりますと、御祖霊様は大層喜ばれます。

更に「有難う御座いますの心」「感謝の心」をもって、神様のため人様のために尽く
しますと、御祖霊様方は何重もの喜びを味あわれる事になります。

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